みなさん、こんにちは。
2025年4月に宝塚市に254億円の寄付がされたとニュースになっていますね。
その高額寄付をしたのは同じ宝塚市民の岡本光一・友美夫妻。
今回はそんな岡本夫妻に付いての情報をまとめていきたいと思います。
宝塚市民病院に254億円
2025年2月3日、兵庫県宝塚市は、市に約254億円の寄付があったことを公表しました。
寄付金の使い道としては
- 新たな市立病院の建設資金
- 医療機器の購入資金
として寄付の申し出があったということです。
この高額寄付を申し出たのは宝塚市在住の岡本光一さん(77)と岡本明美さん(75)。
岡本さん夫婦は
「今までご協力いただいた宝塚市さんのために、また宝塚市民のためになるのであればとの思いで、私たち夫婦が話しあい、今回、宝塚市立病院建替え費用のための寄付をすることとなりました」
とコメントしています。
キーエンスの創業時メンバー
さてここからは本題である
岡本光一・友美夫妻について
の情報をまとめていきたいと思います。
キーエンス創業時の役員
前述の通り、岡本光一さんはキーエンス創業時の役員だった方のようで、キーエンス創業から3人目の社員として同社に入社しているそうです。
その後、キーエンスは右肩上がりに業績を伸ばし続け、1994年には上場を果たしています。
現在では世界44カ国・200拠点で事業を展開。
同社は
- 計測機器
- 情報機器
- 光学顕微鏡
などを手がける企業で、国内企業の時価総額ランキングでは現在トップクラスという名実ともに超大手企業と言えるキーエンス。
岡本光一さんはそんなキーエンスを立ちあげたメンバーといえるかもしれませんね。
1800億円の大株主!?
現在77歳になる岡本光一さんは、キーエンスの職員としては現役を引退されています。
退職の理由としては
技術屋としての仕事に集中したい。
という思いからのようです。
しかし、在籍時に岡本光一さんの技術屋としてが評価されていたようで、同社のストックオプションを得ていたんだとか。
ストックオプションとは──
ストックオプションとは、従業員や役員などが、あらかじめ定められた価格で自社の株式を購入できる権利です。正式には「新株予約権」の一種で、報酬制度として活用されます。
このストックオプションが岡本夫妻の莫大な財産を形成する要因になっているようですね。
現在もキーエンスの大株主である岡本光一さん。その保有株式の時価総額は1,800億円にも上ると言われています。
今回の254億円が安く思えてしまう…
20数年前には37億
今回、宝塚市に254億円の寄付をされた岡本夫妻ですが、過去にも社会貢献をしていた実績があります。
きっかけは震災
岡本ご夫妻が社会貢献に関心を持ち始めたのは、1995年の阪神・淡路大震災がきっかけだったんだとか。
現在の兵庫県にお住まいの岡本夫妻は震災があった1995年も被災地であった兵庫県にお住まいだったことが想像できますが、震災当時に被災地でのボランティア活動を経験。
被災地で仮設住宅を補修したり日曜大工のボランティアグループを作るといった活動をされていた岡本さん。
その経験から、福祉や地域コミュニティの重要性を実感したそうです。
2002年 財団法人設立
震災でボランティア活動を経験した岡本さん。
その後、2001年に公益財団法人プラザ・コムを設立。
更に翌年にはおよそ37億円をかけ、福祉施設「宝塚福祉コミュニティプラザ」を整備し運営を開始。
この施設は、すべての人々が暮らしやすい街や社会を市民の手で実現することを目的としているようで、プラザ内には、
- 誰でも自由に利用できる活動スペース
- ボランティアグループの活動拠点
- 相談室
- 印刷室
- ギャラリースペース
など、多彩な施設が整備されています。
住所:兵庫県宝塚市売布東の町12−7 ぷらざこむ1
ちなみに、岡本光一さんは同福祉施設の運営に今も携わっておられるようです。
「財を成したのは自分ではない」
岡本氏は今回の254円の寄付に際して次のようなことをのべておられます。
「財を成したのは自分の能力だけではなく、会社や社員の力があってのこと。個人だけで占有するのは違う」
とても心に響く言葉ですね。
以上、岡本ご夫妻に付いての情報をまとめました。
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